やまぐち なおよし(ますか)【山口尚芳】(1839〜94)

佐賀県武雄市
  肥前藩士(現・佐賀県 武雄市出身)。大隈重信・副島種臣(そえじまたねおみ)らと往来し、薩摩藩と行動を供にした。小松帯刀(こまつたてわき)や睦奥宗光とも親交があった。

 政治家のち外交官。慶応4年に外国事務局御用掛を命ぜられ、明治4年に特命全権副使(=外務少輔)として欧米各国に派遣された(→「岩倉使節団」参照)。明治14<1881>年に会計検査院長に就任。明治27<1894>年6月12日 に勲一等瑞宝章受章。

 ・・・以上。ちなみに 最近の中学校の社会科の教科書では、この方の名前がちゃんと出ているようだが、筆者が高校生の頃は↓下記のような説明で済まされていた。いや、冗談ではなくマジで。

 

これが岩倉使節団の写真と解説


 これは明治の新政府の重要人物らが、開国時に交わされた日本にとって著しく不利な条約、安政五ヶ国条約を改正させるために欧米各国を訪れた時の写真で、1872(明治5)年1月23日にアメリカのサンフランシスコで撮影されたものらしい。→関連;岩倉使節団

※写真の撮影日は東京・目黒の久米美術館で確認済み。







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