キンケイドウ【Kinkeidou】 た行:と |
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その場に適応した(素早い)機転。
<類>臨機応変
(政治家や権力者が)相手を脅しつけること。
危険を覚悟で、大きな利益を得ようとするさま。
※
[中国の詩人・陶淵明(とうえんめい)の『桃花源記』に書かれた理想郷より]
この世のものとは思えない素晴らしく美しい別天地。理想郷。(仙人の住んでいそうな)仙境。仙郷。
[「慟」はとても悲しむこと。「哭」は声を出してなくこと。]
激しく大声で泣くこと。号泣。
(1)さかさまになること。
(2)頭の中が混乱し、順序が狂うこと。常識や倫理から外れた(狂った)感覚や趣味。
他人の作品(絵画・文章・詩歌・音楽など)を盗んで、さも「自分の作品」であるかのように使うこと。
<同>剽窃(ひょうせつ)。パクリ。
[「等身」は身長と同じ高さという意味]実物大。
背伸びをしたり無理をしないで、ありのままの姿・現実に近い表現(設定)であること。
今の世の中ではやりの風俗や風習。
※
人としての正しい行い・考え(を説く学問・理念)。
[やわらかい豆腐に鎹を打っても手ごたえのないように]意見しても、少しの手ごたえもなく、効き目もないことのたとえ。
悪党の集団のリーダー。団体の頭。
[「瞠」は「じっと見つめる」の意味]驚いて目を見開くこと。
※「目をぱちくりさせる」という表現がふさわしい。
違法なギャンブルや、反社会的な活動・犯罪に場所を提供して、その「分け前」をとる人のこと。
筒とり。
陶器や金属を鋳造するように、いろいろな工程(=試練)を経て、社会の役に立つ人物を育て上げること。
(1)動きがあり、揺れていること。
(2)不安や心配、迷いなどで心が激しく揺さぶられ、平常心でいられなくなり、落ち着きがなくなること。狼狽する。
(3)騒ぎ。動乱。
[「道を解して自ら楽しむ」の意味から]
(1)本職以外の趣味に没頭すること。
(2)ものずき。<類>好事
(3)お金のかかる趣味や、酒色(=酒を飲み歩いたり、女遊びや浮気をすること)やギャンブルなどの遊興に溺れること(人)。
(腕試しには)困難ではあるが、そこを通過できれば、出世が近いと言われる関門。
(1)時間を有効に使って勉励すれば、必ず成功して富貴を得られる。
(2)時間は貴重であるから、無駄に過ごしてはいけない。
<同>Time is money.
[「志(こころざし)の篤(あつ)い」という意味]
普通の人では到底やれないことをやり抜こうと努力したり、社会事業や福祉などのボランティア活動を熱心に行うこと。
−家(=社会事業や福祉などのボランティア活動を熱心にしたり、慈善団体に自分の財産を寄付する人のこと)
<類>慈善家
かなり変わった状況。例外。
悪口とも取れる痛烈な批判や皮肉。
(1)腹黒く、悪知恵ばかりが発達している女。
(2)保険金目当てに本当に「毒を盛る女」。
(3)やたらと自分の欲望に忠実で、押しの強い「美人」ではない悪女のこと。
<同>猛女
「読者モデル」の略。中には本当に読者からの熱烈な支持と人気があって、プロのモデルや芸能人に転身する例もあるが、主に女性誌に登場するプロではない(変に業界慣れした)一般人のモデルのこと。
※毒グモや「読(よ)も」ではない。
地方、または田舎をさけずんでいう語。
江戸時代の無宿人がよく借り出されていた佐渡の金山の島流しとして、一般的だった佐渡島の「さど」を逆転させた俗語。
※
(1)劇団などが地方巡業をすること。また、常設の劇場を持たない地方回りの劇団の称。
(2)盛り場など歩き回るよたもの。
「土壇場(どたんば)でキャンセルする」ことの略。
(その場では良い反応だったけど)当日になって約束をすっぽかす(される)こと。
[首切り処刑場の意味]
(1)助かる見込みがまずないこと。絶体絶命。
(2)物事が今まさに決定しようとする、その瞬間(場面)。
<類>瀬戸際
ドナー。(お金や臓器等の)提供者。寄贈者。寄付者。
(教育機関や地方公共団体、芸術活動団体に寄付することで、社会的貢献と社会的知名度をあげる目的の)寄付。贈答。提供。寄贈。
(1)主に英語圏の国(アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ)の人名・名字のひとつ。
名字の原点はThomas+sonで、「トマスさんとこの息子」という意味(似たようなのでジョンソン→John+sonで、「ジョンさんとこの息子」)。
※ちなみにトマス[Thomas]はキリスト教の十二使徒(=キリストの熱心な弟子)のうちの一人の名前から由来。処刑から3日後に「復活した」キリストの存在を最後まで疑い、手の穴を見て触って、やっと納得したという逸話を持つ。トマスの通称はトム[Tom]。
(2)赤瀬川原平の著書『超芸術トマソン』(白夜書房・1985)より、都市や路上で見られる不可思議で「芸術的なまでに意味のない(美しい)」物体・物件のこと。無用の長物。
名前の由来はかつてアメリカの大リーガーで、1982年に巨人軍に「助っ人外国人選手」として入団した、トマソン選手から(→高給取りの割に巨人軍では思ったような活躍ができなくて、結局、すぐに帰国してしまった)。
<例>コンクリートで塞がれた通用門の跡や、二階の外側の壁にある「足場のない」ドアなど。
※このような「意味のない」物件が日本のあちこちに存在する主な理由として考えられるのは、
という、時代背景が考えられる。(2004年11月23日FUJI-NISHI.加筆)
※「トマソン物件」に関する詳細は吉野忍さまのサイト、「トマソン・リンク」や「東京福袋」をご覧下さい。
家庭内の。所帯じみた。飼い馴らされた。
-バイオレンス(=恋人や配偶者から受ける暴力。第三者が介入しにくいため、事態が悪化しやすく、深刻である。)
<省略>D.V.
関西弁で「どうや!」と言わんばかりの得意満面の表情。自信満々の顔。したり顔。
※いわゆる「読者モデル」に多い表情ですね。
たしかに「その年齢でそのスタイル、美貌、経済力はすごいですよね。」と感心はするけれども、つい「その自信の根拠は何?」とか、腹黒そうな笑顔に「絶対に性格悪いよね?」と思ってしまうのは、何でだろう?
道楽の略。道楽ばかりで(真面目に働かない)人やもののこと。
<例>ー息子。ー娘。ー猫。
心理的外傷。過去の失敗や過去に受けた精神的ダメージのせいで、後に苦手意識が芽生えたり、前向きに対処(=失敗を克服)できずにいるなど、後遺症を残すような激しい精神的なショックのこと。
供養塔の一種で、曽我十郎祐成の愛人・大磯の虎女(とらめ)が全国に建てたと伝えられている。
※これは虎目石
(1)信頼できる(人)。ひいては(芸術活動の)支援者。後援者。
(2)忠実な(人)。
(3)<米>模範囚
思いきった。徹底的な。過激な。
イギリスの俗語で「トラディショナル(traditional)」の略語。
伝統的な服や装いを言う。「正統派」。
[皮算用とも]物事がまだ実現もしていないのに、実現したらと仮定してあれこれ計算をたてること。
※
もしも宝くじが当たったら「何を買おう」とか、抽選までの間にあれこれ当選金の使い道を考えるような、そういう貧乏性な夢。
[trans(変化)+lucent(透明の)]半透明の。
(1)2年おき。
(2)3年毎にイタリアのミラノで開催される美術展。
<類>ビエンナーレ
(1)突拍子もないことをしでかす一方、これまでの常識を撃ち破り、新しい価値観を提示したりする存在。
(2)詐欺師。
優秀な人がいない場所では、大して実力のない人がやたらと幅を効かせて威張っていること。
つまらない。取るに足らない。ささいな。
※'02年より放送のフジテレビ系列の人気番組で一般化した言葉。
貢ぎ物。プレゼント。贈り物。感謝の言葉(しるし)。捧げる。
※「トリビュート・アルバム」とは、ある人に「感謝と尊敬の念をこめて捧げるもの(歌・詩・ことば)・カヴァ−曲」っていう意味か。
<類>オマージュ
演説台。論壇。壇。
[古代ローマ時代の平民から選ばれた護民官に由来]護民官。民衆の味方。
(大文字だと)新聞紙の名前。
人を調子よくおだてておきながら、(いざという時には)ほとんど当てにならない複数の「自称友達」やファンのこと。
衣類の装飾や飾り、「縁取(ふちど)り」のこと。
(1)[イタリア語で]甘美な(もの)。優しい。柔らかい。優美な。
(2)(イタリア料理の食後の)デザート全般。甘いもの。スイーツ。
宝物。宝。
<例>Treasure Island(=宝島)。
商標。目印。(その人やブランドを象徴する)シンボルマーク。
布の波打つような優雅な襞(ひだ)。垂れ布。カーテン。
※
(流行の)傾向。
泥にまみれて争うこと。
転じて、互いに相手の秘密や弱点や失敗を暴露しあう醜い争い。
※
[泥棒が家に上がり込んで盗んでいるのを見届けてから、(泥棒を)捕まえる縄をセッセと作っても]すでに手遅れなこと。
<省略>泥縄(ドロナワ)
<類>焼け石に水
半ズボン状のゆったりとした下履き(=下着)の一種。裾にレースがついていたりする。
19世紀末のフレンチ・カンカンの踊子が見せびらかしていたものや、漫画『キャンディ・キャンディ』(原作・水木杏子/漫画・いがらしゆみこ/中央公論社)のスカートの裾から見えていたもの。日本ではなまって「ズロース」とも言う。
<同>ズロース
(計画が)途中で挫折すること。
気にかけること。心配(すること)。
剃髪(ていはつ・髪を剃ること。そり残した髪型)。
かつてのキリスト教の男性聖職者・僧侶に見られた髪型の一種。頭のてっぺんを剃り、耳が隠れる長さの髪だけ残した髪型。
『修道士ファルコ 1巻』(青池保子著・白泉社)の199ページ2コマ目によると、1968年のバチカン公会議にて廃止されたらしい。
※中世ヨーロッパではキリスト教の影響と、当時の衛生状況(=マメにお風呂に入れなかったのでノミやシラミなどがわきやすい)から毛髪は「不浄」なものとされ、神の面前では髪を剃ってツルツルにするか、帽子やフードをかぶることが「常識」とされていた。
逃走する。遁走すること。
逃げること。逃走すること。
(とんでもない)まぬけ。やることなすことすべてがまぬけで、バカに見えること。
<同>とんちき