キンケイドウ【Kinkeidou
20世紀のおさらい辞典

た行:つ〜て

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つう通】

 人・心・ものに精通(=よく知り抜いている)している人。
-は人のことで、ものの在り方ではない(→「通なもの」とは言わない)。

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つきかげ【月影】古語

(1)[秋の季語]月光。月明かり。

(2)月の姿。

(3)月の光に照らし出された姿。

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つきとすっぽん【月とすっぽん】 <類>堤灯に釣り鐘


[形は丸い月とすっぽんだが、両者の性質や美しさがまるでかけ離れていることのたとえ。]

 えらく実質とかけ離れていること。

<類>堤灯に釣り鐘

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つちぐも土蜘蛛】
(1)古代日本で天皇に従わなかった、土着の豪傑への蔑称。

 歌舞伎でも「土蜘蛛」という演目があるのだが、あれは源頼光の「大江山の鬼退治」をモチーフにした話だけど、なぜ酒呑童子(鬼)じゃなくて、巨大な蜘蛛なんだろう?と、ずっと以前から疑問に思っていた。

(2)日本古来から伝わる巨大な蜘蛛の妖怪。
別名)「八握脛(やつかはぎ)」。

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つつもたせ美人局】

 遊ぶ金や生活費ほしさに男女が結託し、女が別の男を誘惑し関係をもった後、男がその(関係をもった)男に因縁をつけ、脅して金品を奪うこと。断じて「美人のお局(つぼね)様」のことではない。

<注>犯罪なので決してやらないこと!

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つみとが【罪科】 古語 時代劇


 罪と刑罰。自分の犯したあやまちと、その結果から受ける当然の試練・報い。

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つめにひをともす【爪に火をともす】  

 ろうそくの代わりに爪に火をともすほど、過度に物惜しみすることのたとえ。
とてつもなくケチな様子。

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つらね【ツラネ・連ね】歌舞伎  演劇


[猿楽などの「連ね事」から由来]主に
荒事の主役が花道でいう(自分の出生やこれまでの経緯などを語る)名乗りぜりふ。

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つーる【英 tool

 道具。工具。

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てぃー・しゃつ【英 T-shirt

 もとは肌着・下着の一種。丸首やVネックの機械編みの(伸縮性のある素材の)スポーツ・シャツ。袖を広げるとT字状になることから。

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ていすと【英 taste

 味。風味。〜風。

<類>フレイバー

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ていせつ定説】

 その分野の世界では、正しいと広く認知されている学説。

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ていせつ貞節】⇔淫乱

 夫(妻)や恋人と長期間(死亡や不在で)離れていても、浮気をしないで貞操を守ること。

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ていそう貞操】

 女性が(性的な)純潔を守ること。

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ていぞく低俗】 ⇔高尚

 安直で出来の悪いもの。レベルが低くて「ありきたり」なもの。ありったけ下らなくて下品なもの。

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ていねん諦念】


 あきらめの感情。(ある種)悟りをひらいた気持ち。

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でぃーば【伊Diva

(1)歌姫。(往年のマリア・カラスのような)花形のオペラ歌手。

(2)大スターさま。(ちょっとわがままなスターや、自分の実力と才能を勘違いした生意気な若手芸能人に対して、皮肉の意味を込めて<アメリカの雑誌ではよく>使われる表現。)

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でぃべーと【英 debate

 討論(する)。論争(する)。討論大会。

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でぃれくとり_1【英 directly

 まっすぐに。直接(に)。ただちに。

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でぃれくとり_2【英 directory

(1)人名簿。住所録。

(2)[コンピュータ用語で]補助記憶装置の記憶媒体などで作られる、ファイル情報(=ファイル名、ファイルの作成年月日、属性、データ形式や種類、記憶媒体の中の記憶位置など)の一覧表のこと。

別名)フォルダ

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でかだん【仏 decadent

(1)ボードレールなどのフランスの象徴派詩人や、19世紀末のオスカー・ワイルドを中心とするイギリス頽廃派詩人の一派。

(2)作風が耽美的・反社会的(不倫・同性愛など)な傾向が見られ、官能的な生き方を追求した芸術家(もどき)のこと。

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でかだんす【仏 decadence

 デカダンな傾向が見られ、虚無頽廃的な雰囲気や、生活態度。

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てき〜的】

 〜としては。〜な雰囲気の。〜みたいな。〜のような。

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てくすちゃー【英 texture

 肌触り。素材感。質感

(1)織物。織り目。

(2)(肌や木、石などの)「肌理(きめ)」や手触り感。

(3)組織。構成。

(4)本質。

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でざいん【英 design


[語源はデンシグナーレ]

 生活に必要なものや身の回りの道具[衣類や家具など]を、快適に心地よく使えるように設計・図案化すること。あるいは自分や顧客の「好み」を具体的な形にすること。意匠

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でざーと1【英 desert

 砂漠。

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でざーと2【英 dessert

 (食後の)デザート全般。甘いもの。スイーツドルチェ

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でっさん【仏 dessin

 素描。本製作にかかる前に、絵画や彫刻の構図やモチーフ(=題材・モデル)を決めるための「下描き」や練習が目的の絵画。鉛筆や木炭などによる(単色の)線描画。

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でしゃばり出しゃばり】

(1)自分とは無関係な事柄に対して、余計な口出ししたり、手を出す事。

(2)他人を押し退けて、自分が完全に仕切ること。

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でじゃぶ【仏 deja vu

 過去に「見たことがある」(と感じること)。既視感。

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でとっくすdetox短縮

 英語のdetoxification、もしくは detoxicationの略。
体内にたまった「毒素」を出すこと。解毒。

 大量の水を飲んだり運動することで、体内にたまったヒ素やニコチン、重金属(カドミウム・水銀)など「本物の毒素」を、「汗」や「尿」などから排出させることが目的(実際に効果があるかどうかは謎)のダイエット法。

 この場合の「毒」とは、「汗」や「尿」、「体脂肪」、「宿便(腸内にはびこって出切らない、たまった大便+腐敗した悪玉菌+ガスなど)」であることが多い。

※2003年あたりからヨガやロハスなどオシャレで美しく健康的な生活に目覚めた女性や、TVや雑誌などで使われ始めた言葉。

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でばいど【英 divide

 割る。区分する。分離する。対立させる。

デジタルデバイト(=デジタル格差。最新のデジタル機器やOA機器を操る能力や機会のある人は、最先端の情報をたくさん受け取れて有利だが、ない人は情報を得る機会すらなく、徹底的に不利になってしまうこと。)

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でふぉると【英 default

(1)欠席。怠慢。(債務)不履行。

(2)(パソコンなどの機器やソフトの)初期設定。つまり(どうにもこうにも調子が悪くて)、自分の使い勝手の良い設定や情報を消去して、工場出荷状態(=最初の設定のまま)に戻すこ

(3)[(2)の発展形で]まっさらな状態にすること。

<略>デフォ

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でぶしょう【出無精】

 よっぽどの用事がない限り、外出しようとしない性質。出掛けるのを面倒くさがること。

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でぽ【英 deposit 短縮

 デポジット[英:deposit]の略語。

(1)預ける。供託する。

(2)預金。保証金。(敷金などの)手付け金。供託金。

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でまデマ】 短縮

 デマゴギー[独 Demagogieの略。

1)民衆を煽って「ある方向」へ引っ張ること。

(2)(敵を失脚させる目的で流す、敵にとっては不利で)事実とはまったく異なる大々的な宣伝。中傷

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でめりっと【英 demerit】⇔メリット

 不利益。欠点。短所。

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てんいむほう天衣無縫】 

 (天人の衣服には縫い目がないように)詩歌などが技巧の跡がなく、完全である様子。

<類>天真爛漫

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てんけい天啓】

 [「天からの啓示」の略語?]神や仏など、人類の力や知恵の及ばない「超自然的なもの」によって、導かれる問題解決へのヒント・教え。俗に言う「ひらめき」や「神の声」。

※まれに「妄想の産物」に突き動かされて(=本人はそれを「天啓」だと信じて)、平気で殺人や犯罪をしでかしちゃうような人(=電波)もいる。

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でんこうせっか電光石火】

(1)あっという間。きわめて短時間。

(2)大変、素早い行動。目にも止まらぬ早わざ。

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てんさい天才】⇔凡人凡才

 およそ凡人には真似の出来ない、偉業を成し遂げる能力や、(社会的に影響を残すような)優れた才能を持ち合わせている人のこと。

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てんさい天災】 ⇔人災

 (地震や台風、雷、大雪など)自然が引き起こす災害。

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てんし天使】⇔悪魔

 神の命令で、人間界に遣わされた天国からの使者。多くは頭に後光が差し、背中から翼が生えている人間の姿で描かれている。

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でんじゃらす【英 dangerous

 危険な。物騒な。 (見るからに)ヤバそうな雰囲気の。

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てんしんらんまん【天真爛漫】

 (子供などが)無邪気で憎めない様子。

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てんせきこけをしょうぜず【転石苔を生ぜず】

[転がっている石には苔がつかない]

(1)絶えず活発な活動をしている者は、いつまでも(考え方や発想が)古くならない。

(2)一つの所に腰を落ち着けない者は、社会で大成功しないこと。

<英>A rolling stones gathers no moss.

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でんどう殿堂】

(1)大きな建物。巨大施設。

(2)神仏を祀った場所。

(3)−入り「その世界」で伝説に残るような記録や功績を達成し、「それ専門」の本や記念館に名前が載ること。人々が讃えるような功績を残すこと。プロ野球などのスポーツ界で良く使われる。)

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てんねん天然】<類>自然人工

(1)本来の自然のままのもの(姿)。加工されていないもの。

(2)打算やウケを狙うなどの「計算高さ」は見られない言動の人のこと。主に「素」の状態で、一般的な感覚から「ずれて」いる人のことを指す。

<例>天然ボケ(=うっかりミスや勘違いなどが原因で、いつもとんちんかんな失敗や言動をしでかす人のこと。)

<例文>「あの子、いつも”天然”を装っているよね。」(=”天然ボケ”のキャラクターのふりして、自分の好感度を上げようとして、計算高いよね。)

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でんぱ電波】

(1)周波数3000ギガヘルツ以下、すなわち波長0.1ミリメートル以上の電磁波(プラズマ)。

(2)宇宙や神からの指令、すなわち「天からの啓示(=電波)を受けた」と信じ込み、常識では考えられないような奇妙で突飛な言動をする人(達)のこと。またはそのようなモノに操られたかのように見える(=「狂気を帯びた異様な雰囲気」の)言動・思想の持ち主を指す。

<例>「ーな人」

<類>あっちの世界。いっちゃってる。

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でんぱ伝播】

 広く伝わること。

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てんぺんちい天変地異】

 暴風雨や地震のような、天地の異変。

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