キンケイドウ【Kinkeidou】 き |
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ぎあく【偽悪】⇔偽善
わざと悪くふるまう(様子)こと。
ぎが【戯画】
主に滑稽や風刺を意図したいたずら書きの絵。まんが。カリカチュア。
ききいっぱつ【危機一髪】
(髪の毛1本ほどの)わずかな所まで、危機が迫っている事(様子)。
危ない瀬戸際。
ききゅうぞんめい【危急存命】
[危急応命とも]生きるか死ぬかの瀬戸際。
<類>危機一髪
ぎきょうしん【義侠心】
おとこぎ。自分を犠牲にしてまで、弱い者を救ってやろうとする気持ち。
きぐ【危惧】
(なにか問題や失敗が起きるのではないかと)心配すること。
きしかいせい【起死回生】
今にも死にそうな人を生き返らせること。
[転じて]望みのなくなった状態を有望な状態に変えること。
きしょい【キショい】短縮 造語
「気色悪い(きしょくわるい)」の略。
(あらゆる意味で)無気味で、見ていて寒気がする様子。気持ちが悪い。グロい。
<省略>キショッ!
きじょう【気丈】
(気を丈夫にするという意味で)ともすると挫けたり、泣きそうになるなどの弱さをこらえて、気を強くすること。非常事態にもあわてることなく、冷静に物事に対処できる様子。
きしょうてんけつ【起承転結】
[漢詩、とくに絶句の作法のこと。]第一句で言い始めた事柄を第二句で展開し、第三句で転換した末に、第四句でまとめる構成法。
文章や物事の秩序ある組み立てにおける方法の意味。
ぎしんあんき【疑心暗鬼】 ⇔虚心坦懐
一度疑い出すと、何もかもが疑わしく思われ、信じられなくなること。
きっすい【生(っ)粋】
(1)純粋な。純度100%で混じりけのない様子(性質)。
(2)少なくともおじいちゃん・おばあちゃんの代から、同じ場所(町内)で生活し、故郷から一度も出たことのない人(達)。
<例文>「生っ粋の江戸っ子。」
きせき【奇跡・奇蹟】
「不可能なこと」が「可能」になるような、不可思議なできこと。
<同>ミラクル[英 miracle]
きぜわもの【生世話物】 歌舞伎
江戸時代の(下層)庶民の生活を忠実に再現した芝居や演目。
ぎぜん【偽善】⇔偽悪
見せかけだけの良い行い。
<例>-者(=表面的ないい人のこと)。
きそうてんがい【奇想天外】
あっと言わせるほど、思いつきが変わっている様子。
ぎぞく【義賊】
大名や旗本、商家など金持ちから盗んだ金を貧民に恵んでやると言う、義侠心のある盗賊。
きだい【希代・稀代】<類>不世出。絶世。
この世でも稀な優れた才能や存在(の人物)。
きっちゅ【独 Kitsu】
(1)いかさま(物)。キワモノ。低俗。
(2)安っぽい感情。ちゃちな。
諺きではなをくくる【木で鼻をくくる】
愛想のない態度を言う。
きとく【奇特】
普通の人ならまずやりたがらない・実行できないようなことを、自分から進んでやるような、立派な心がけ・様子。殊勝な。
きとく【危篤】
重い病気・症状で今にも死にそうな状態の事。重体。
諺きにたけをつぐ【木に竹を継ぐ】
前後の釣り合いが取れないこと。
諺きによりてうおをもとむ【木に寄りて魚を求む】
方法を誤れば、事の成就しないことのたとえ。
きはく【希薄】 <類>淡白 ⇔濃厚
(1)[液体や気体の]密度が薄いこと。
(2)そのものの要素や性質が、(人間関係や)物事のつながりに対して、積極的ではないように感じられる様子。
きはん【規範】
社会や他者と関わる際に、個人に求められる(望ましい)行動や判断の基準。
きび【機微】
表面的にはとらえどころのない、人間の繊細な感情や、関係(心のつながり)など。
きべん【詭弁】
[詭とは人を欺くという意味]強引に人を言いくるめたり、相手を言い負かすために出る、事実や論点からかなり外れた(=矛盾している)我田引水な言葉や自説。
<類>屁理屈
きぼう【希望】 ⇔絶望
(1)「できれば、こうありたい」と願うこと。
(2)まだ可能性があること。
(3)将来に明るい展望が見出せそうなもの。
※何をやってもダメな時、不幸のどん底に陥った時、それでも最終的に「自分の元に残ったもの(人)」こそが「本物」であり、それがその人にとっては(パンドラの箱の結末にあるように)「希望」なのだと思う。
きめ【肌理】
肌(紙、布など)を構成する細胞の網目や、質感の状態。
(2)(肝臓が大事な役割・機能を果たしていることから)重大なポイント。重要。
きもい【キモい】短縮 造語
(あらゆる意味で)「気持ち悪い」の略。
<省略>「キモ(〜)ッ!」
きゃっかん【客観】 ⇔主観
自分の考えや心以外のもの。主観の認識や行動の対象となるもの。
ー的(=個人的な考えに捕われず、ものごとを「第三者」的立場から見たり、考える様子)。⇔主観的
ぎゃく【逆】
正反対であること。本来の状況・立場とは反対にある人が、その行動をすること。
<例>ーギレする(=本来、怒る状況や立場でないのに、相手の言葉に突然ブチ切れて、逆上して怒ってしまうこと)。
ーナンする(=女性の方から男性を逆にナンパすること)。
ぎゃくじょう【逆上】
(怒りや苛立ちで)頭に血が上って、理性や判断力などが吹き飛んでしまうこと。
血迷うこと。
きゃっちぃー【英 catchy】 俗語
[catchiが「掴む」、「キャッチする」の意から]
(1)(歌詞や言葉が人の心をとらえて)覚えやすい。分かりやすい。魅力のある。
(2)(質問などが)引っ掛かりやすい。迷わせる。誘導尋問。
<類>tricky
きゃぱしてぃ【英 capacity】
容量。力量。(受け入れる)度量。人間的な器の大きさ。才能。
ぎゃっぷ【英 gap】
(1)割れ目(をつくる)。山峡。間隔。欠陥。
(2)(見た目と中身の)落差があること。
きゃみそーる【仏 camisole】
女性の下着の一種で、袖なしの丈の短い上衣。大抵は同素材のショーツとセットになっている。タンクトップやランニングシャツより肩紐のあたりが繊細で、ドレッシーな素材・デザインで、装飾のあるもの。
<省略>キャミ
きゃらくたー【英 character】
人格。性格。(小説や芝居、マンガの)登場人物。役柄。特徴。(その人独自の)個性。
<例文>「○×さんって、キャラ濃いよね。」
(=訳:○×さんって、個性キツイよね。)
<省略>キャラ
ぎゃらりー【英 gallery 】
回廊。(教会・劇場の)桟敷席。画廊。美術 展示場。観衆。見物人。野次馬。
ぎゃる【英 gal】
英[ girl]の口語体 で「少女」。
日本では主に10〜20代前半の未婚の「派手で遊んでいそうな女性」を指す。 一般に小麦色の肌(色白は「白ギャル」という)に露出度の高い服装、足元はブーツ(制服時はルーズか紺のハイソを履く)かミュール。派手なアクセサリーをいくつもつけ、茶髪か金髪のロングヘアが基本か?細くカットされた眉、パールやラメの入った口紅やアイシャドー、黒々としたアイラインとマスカラが特徴。
(→これの末期症状がヤマンバ)
ぎゅういんばしょく【牛飲馬食】<類> 鯨飲馬食
やたらにたくさん飲み食いすること。
<類>鯨飲馬食
きゅうたいいぜん【旧態依然】
元通りでちっとも変化や進歩がないこと。
きゅうだん【糺弾・糾弾】
欠点や問題点、罪状を例に出して非難すること。
きゅれーたー【英 curator】
美術館や博物館などの学芸員。博物館や美術館、図書館の主任。
<例文>「ーたる真実(=あっと驚く意外な真実)。」
きょうかつ【恐喝】 <同>ゆすり
人の弱味につけ込んで、脅して金品を奪い取(ろうとす)ること。
<同>ゆすり。カツアゲ(=喝をいれて金品を巻き上げるからか?)。
きょうきゅう【供給】⇔需要
(1)相手の欲しているものを、その希望どおりに与えること。
(2)世間一般に需要があって、その商品やサービスを提供すること。
きょうしゅう【郷愁】<同>ノスタルジア
故郷を懐かしく思うこと・その感情。過去の物事に惹かれる気持ち。
ノスタルジア。
きょうしゅぼうかん【拱手傍観】
なんの手出しもしていなくて、ただ見ていること。
きょうそ【教祖】<類>カリスマ
(1)宗教の創始者。「神」という名の「支配者」になりたがる人のこと。
⇔信者。弟子。
(2)最新の流行やファッションの着こなしのお手本となる人物。
<同>ファッション・リーダー
きょうらく【享楽】
(「享」は受け取ること)
(官能的な)快楽や(娯楽などの)楽しみを充分に味わいつくし、とことん追究すること。
きょっかい【曲解】 <類>歪曲
(ものごとをありのままに捕らえないで)事実をねじ曲げて解釈すること。
人の言うこと(=忠告)を素直に受けとめず、悪く解釈すること。誤解。
※私は「ひがみ根性むき出し」とか、「ものごとを曲解している。」と、よく人から注意されます。
本気で心配して忠告してくれる場合は嬉しいけれど、あからさまにバカにしているのがミエミエの人からの忠告だと、後で悪口大会開かれるんじゃないかと、つい身構えてしまいます。そんな信用できない人からの忠告を素直に聞けますか?
それから「忠告」と称して、顔の造作とか病気とか「本人の努力だけでは直しようもないもの」を、「だからお前はダメなんだ」とダメ出しする「だけ」の忠告ほど、不快なものはありません。(本人は自覚していないだろうけど)他人を自分の「優越感の道具」に利用しているとしか思えないような、ひどい忠告もあります。まぁ言う方は「言うだけはタダ」と無責任でお気楽なもんです。
そういう「余計な忠告」する人って、結局は「他人事」だから、平気で人のプライドを傷つける無神経な人や、口先ばかりで実際には手を貸さない「単なるヒマつぶしのお節介」タイプが多いのです。あくまでも私の実感ですが。
他人の事アレコレ言うんだったら、具体的で前向きな今後の解決策を提案するとか、常日頃、「お手本」となるような行動をしてから言っていただきたい。要するに「忠告」の内容に矛盾があったり、誠意のない態度では意味がないということです。
忠告する以上、「相手に嫌われたって構わない」、「(相手に逆恨みされて)あちこちで自分の悪口を言いふらされるかもしれない」という「覚悟」をもってやっていただきたいものです。本当に「自分(の忠告)が正しい」と信じているのならば、堂々とすべきです。いつも「他人の目」や「自分の評判」を気にするような人は、下手に「忠告」なんかしない方がいい。
本人が欠点を自覚し、克服する必要性に迫られない限り、(人のアドバイスや忠告なんて)「ありがた迷惑」であることを、心の片隅に留めておくべきです。はじめから相手に「感謝される」ことを期待しちゃいけないし、相手が「100%自分の言うとおりにする」ことなんてありえないことを理解すべきです。
ぎょく【玉】
碧玉(=硬玉の一種で翡翠など)や、めのうなどの宝石。
ぎょくせきこんこう【玉石混交】
良いものと悪いものが入り混じる様子。
ぎょしやすい【御しやすい】
(馬を制するのと同じように)扱いやすいこと。自分の思い通りにしやすいこと。
きょしょう【巨匠】
[偉大な存在の匠ということで]
(その技術の素晴らしさで人々を感動させ、歴史に名が残るような)偉大な職人。偉大な芸術家のこと。
きょしんたんかい【虚心坦懐】⇔疑心暗鬼
わだかまりがなくて、さっぱりとした心(で物事に接すること)。
きょせい【虚勢】
(本当は自分でも不利な状況だと分かっているのに)威勢よく振る舞うこと。強がること。意地を張ること。空威張り。
ぎょふのり【漁夫の利】
(その利害に関しては全く無関係の)第三者が利益を受けること。
<類>棚からぼたもち
諺きよみずのぶたいからとびおりる【清水の舞台から飛び下りる】
京都の清水寺の[本堂の一部で、高い崖の上に張り出た]板敷きの舞台(見晴らし台)から、飛び降りる思いで→思いきって。一か八かの決心。
<省略>きよぶた
きょむ【虚無】
(1)社会的なしがらみ(思想・義務感・人間関係)など、何ものにも捕らわれないこと。空虚。
(2)人生や世の中の空しさや、社会的に自分の存在がいかに小さく、非力であるかをつくづく知っていること。そのような観念。ニヒル。
ー感(=社会や人間に対して「一種のあきらめ」があり、何をやっても空しく、夢も希望も感じられないこと。とほうもない理想や夢に燃えている人を見ても、「そんな(無駄な)ことをしたって、世の中なにも変わらないよ。一体何になるっていうんだい?」という斜に構えたような物の見方をして、特に感動したりしないこと)。
<類>ニヒル
人を切り殺して金品を強奪すること。そのような人。切取り(きりどり)。
<注>犯罪なので、絶対にやらないこと!!
※ブログでのコメントのやりとりで、この言葉を初めて知り、改めて意味を調べてみたら、驚愕たる言葉で驚きました。
しっかし、おとなしそうな顔をして赤星たんってば、けっこう凶暴なことをしていたんですね。人は見かけによらないものです。
<関連>赤星十三郎のツラネセリフ
きれいごと
現実には実現(実行)するのは難しいことを言うこと。または「口ばかりが達者で、実行が伴わない(=誰かがやるのを期待している)人」の言葉。表面的で虚しい言葉。
<類>絵空事(えそらごと)。「絵に描いた餅」
きれる【切れる・キレる】
(1)鋭利な刃物(ハサミなど)で切ること。
そのハサミや包丁で切るような切り口の鮮やかさから、優秀で頭の回転の速い人に例えられる。
<例>切れ者
(2)(我慢に我慢を重ねてきたが、ついに我慢しきれずに)怒りを突然、あらわにすること。
その語源は「堪忍袋の緒が切れる」の略か、マンガの描写で「(頭の)血管がブチ切れる」様子を表したものから由来していると言われている。
きわもの【際物】 歌舞伎
「すぐに」、「即席で作ったもの」という意味で、実際に起きた事件をすぐに舞台化した作品。
(例)『曽根崎心中』…一七〇三(元禄一六)年、実際の事件が起きた一ヶ月後に、近松門左衛門が脚本化し、人形浄瑠璃で初演した。
きんかぎょくじょう【金科玉条】
最も大切で守らなければいけない法律、もしくは規則。
※
きんき【禁忌】<同>タブー
(1)「暗黙の了解」で禁じられていること。してはいけないとされること。タブー。
(2)[昔からの風習や医学的に]「食い合わせ」の悪い食べ物や飲み物、もしくは同時に摂取したことで薬品の効能が倍増するなどして、併用するのを避けるべきとされるもの。梅干しとウナギ、血管拡張剤とグレープフルーツなど。
きんく【禁句】
(1)和歌や俳句などで使用を避けるべき(と決められている)用語や句。
(2)(ある特定の)人を不快な気分にさせないように配慮して、公衆の面前では避けるべき(その場の雰囲気が一発で台無しになるような破壊力のある)言葉や単語。
<類>NGワード
きんじとう【金字塔】
(1)エジプトのピラミッド。[ピラミッドの形が「金」という字に似ているから]
(2)後世に残るような優れた研究・著作、事業のこと。偉業。
きんしんぞうお【近親憎悪】
近しい間柄、もしくは(性質的には)似た者同士だからこそ、お互いに反発し合うこと。
<類>五十歩百歩。目くそ鼻くそ(を笑う)。
※「ある行為」とは、殺人や犯罪など倫理的に問題のある行為、もしくはやりすぎると、その行為のみに時間をとられ、いったん常習化してしまうとやめるにやめられない快楽を伴う(金銭的にも健康的にも負担が掛かる)魅惑的で厄介な行為、習慣を指す。
ー症状(=飲酒や煙草などの悪習を断ち切る過程で、かえってストレスやイライラがたまって、余計にその行為が恋しくなること・その症状。)
ーの木の実(=『旧約聖書』の「創世記」に記されるエデンの園にある「知恵の木の実」。神がアダムとイブに食べることを禁じていたが、蛇の誘惑に負けて、二人は神の掟を破ってこの実を食べ、楽園から追放された言われる。)
※「禁断の木の実」って「知恵の木の実」だったんだ…どっちかっていうと、「官能的」な快楽かと思っていました。誰かの庇護の元で生きることは、責任を負わなくて楽かもしれないけれど、息苦しい。それが「自分の頭」で考えて出した結果ならともかく、誰かの「いいなり」で「お仕着せの幸せ」だとしたら、到底「本当の幸せ」だとは思えない。少なくとも「自分の人生を生きている」感じはしない。「傷のない人生」は理想的なのかもしれないけれど、そういう人って人間的な思いやりも、深みも面白さにも欠けるような気がします(…ってボロクソだな)。
ともすると誘惑に負けっぱなしで、決して楽な人生ではないけれど、苦楽を知っているからこそ、同じことに悩んでいる人の苦しみも分かるし、励まし合えることもある。逆に快楽に伴う苦痛を耐えることで、精神的に成長するなんてこともあるわけで…。誘惑や試練を乗り越えることが、人間性に「深み」を与えるとしたら、「禁断の木の実」はそんなに忌み嫌うべき存在ではないのかもしれない。
きんべん【勤勉】⇔怠惰