キンケイドウ【Kinkeidou】 や行 |
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餅を軽く火であぶって焼くこと。
ーを焼く(=嫉妬の口語的表現。嫉妬した女性がほっぺたを膨らまして、すねている様子が、餅を焼いて膨れるさまに例えられたものと言われている)。
(1)江戸時代、大晦日や節分など「季節の変わり目」の夜に、あちこちの家を訪れ、掛詞の多い厄難を払う言葉(=祝詞)を唱え、金銭や豆をもらって廻る、門付け芸人のこと。
(2)その口調を真似た、縁語や掛詞を多用した七五調のセリフ術。
『白浪五人男』の「浜松屋」の場面で、弁天小僧菊之助が自分の出生を語るセリフがそれ。
割り当てられた役(仕事)が、自分の能力よりも低くすぎ(て不満であ)る状態。
[熱せられた石に水をかけても、水があっという間に蒸発してしまうように]
今さら手遅れなこと。
<類>泥棒を見て縄をなう
「まとも」でない(性質・職業の)人や、モノのこと。
一般に暴力団関係者のことを言う。「不良」の親玉。
※もとは「役立たず」の意味。
(他人に対して)「思いやり」があること。ただし、そこに誠意や責任感がなければ、それは本物ではない。面倒な事に関わりたくないから、他人の横暴を黙認したり、自分の「弱さ」を「優しさ」とすり替えるのは、単に「狡い」だけである。相手を甘やかすばかりが愛情や-ではない時もある。
谷。山に囲まれた地域。谷戸(やと)ともいう。
(1)未開拓で原始的な世界・ものを批判する言葉。
(2)言動が荒っぽく、野暮なこと・様子。
ヤング・アーバン・プロフェショナルズ[young urban professionals]の略。
大都市('80年代後半頃はアメリカのニューヨーク周辺に住む人達に限定されていた)に住む、高学歴で専門職の超金持ちのエリート、かつ上昇志向の強い青年実業家達のこと。
日本もバブル景気の頃はヤンエグなる青年実業家が存在した。
似たようなもので最近、(ごく一部のメディアで)話題になっているのは、都市部に住むオシャレで高級ブランドを身につけた、ちょっとナル入っている独身ビジネスマンのことを「メトロ・セクシャル」、略してメトセクと呼ぶらしい。
※当時のアイドル“のりピー”(=酒井法子)が発する、「やっぴ〜」(訳・やっほー)のことではない。
(1)世間の事情や慣習にうとく、周囲の人(達)の微妙な人間関係の変化や、感情の動きに鈍感で気がきかない様子・人。
(2)転じて洗練されていなくて、田舎くさい様子・人のこと。
ごくごく私的で「つまらない用事」のこと。
→山口尚芳または、『ソレイケ 20世紀のおさらい辞典』p40参照。
<関連>岩倉使節団
(1)山奥に住み、人を食うと言われている、恐ろしい(形相の)老婆の妖怪、古語「やまうば」が変化したもの。西洋の「魔女」と近い存在。
(2)ーギャル(死語)の略。おそらく元は黒人のファッションとメイクを真似たブラック&ビューティーが発端で、それを狙ったブランド(渋谷109<マルキュー>にある)、エゴイストのカリスマ店員の影響から、急激に増殖('99〜'00)したものと考えられる。コギャルの末路。
超ミニで靴は厚底と、服装はギャルだが、白髪に近い金髪に、ガングロ(=ガンガンに黒く日焼けした状態。「顔黒」は当て字)、まぶたと唇は白く塗り、つけ睫毛を何段にも重ねた上に、アイラインとマスカラを塗る※という化粧が異様であったため、名づけられた。(→2000年に横暴な言動のアマゾネスに進化したらしい。その後2003年冬あたりから「マンバ」として復活。「マンバ」はカラフルな髪の毛、アイラインと睫毛を上下に強調、鼻筋を白くするメイクらしい。)
尚、色の黒さはバチグロが一番黒いとされている。
バチグロ(最上級)>オニグロ>ゴングロ>ガングロ
※「盛る(=厚塗の化粧のこと)」という表現は、彼女達から。
皮肉まじりにからかうこと。
ヤング・エグゼクティブ[young executive]の略。
日本がバブル景気で浮かれていた頃、「青年実業家」のことを、こう呼んでいた。
(1)アメリカ北部(特にニュー・イングランド州)生まれの人、一般にアメリカ生まれの人、生っ粋のアメリカっ子。
(2)「ヤンキー流の」。「アメリカ人の」。(この場合、主に南部のアメリカ人がアメリカ北部の人間を「粗野なイナカ者」呼ばわりする時や、ヨーロッパの人が「アメリカ<人>」を侮蔑する時に用いる言葉)。
(3)どういうわけか日本では(暴走族系の)「不良」の意味で使われる。もしや彼らが人目を気にせず、道ばたにしゃがみ込む「-座り」(=和式便所のポーズ)が語源か?あるいは彼らの頭が金髪で、公共の場所でガムを嚼んだりする「行儀の悪さ」が、「アメリカかぶれ」っぽいからか?[憶測]
[正解]ウィキペディア(Wikipedia)で調べたら、なんと大阪の河内(読み:かわち)地方の不良が使っていた方言「〜やんけ。」がなまって、ヤンキーという呼び名が広まったそうな。
※というワケで、(3)はまちがい。
ありがとう!ウィキペディア。これで一つお利口になったよ。
あとは大阪の若者が集うアメリカ村、略してアメ村で購入した舶来モノの派手なアロハを、その地域の不良が着ていたから、という説もある。
(1)子供が駄々をこね(て暴れ)ること。
(2)いたずら。
(3)(若さと勢いにまかせて)暴れまくること。
(1)「ヤングママ[young mama]」の略。10〜20代前半の若い母親のこと。
(2) (1)の条件を満たした「ヤンキー(風)のママ」の略語。
服装はギャルだが、目つきが鋭く、金髪といきすぎた細眉、真っ赤な口紅が特徴。子供の服や髪の色も、「自分とお揃い」にしたがり、派手な色を好むようである。
[釈迦が誕生してすぐに言ったとされる言葉。誕生してすぐに七歩歩き、右手で天を、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊(読み:てんじょうてんがゆいがどくそん)」と言ったという伝説から]
自分がただ一人の存在であること。
*「オレさまが一番偉い」という思い上がった考えの時にも使われる。
他人に対して、自分の容姿や能力、境遇などが「優れている」ことを証明し、見せつけたいという(歪んだ)感情・欲望。タチの悪い自己満足。
ものごし(=言葉や態度)が優しく、上品であること。
<同>優美
楽しく愉快に遊ぶこと。
ー費(=遊び回るために必要なお金)
(主に機械や器具の)使用者。利用者。ユーザー。
「遊び」の対象の女。ようするに売春婦のこと。
(性格や性質、態度が)模範的で優秀であること。
<例>優等生(=模範的で優秀な生徒)
気の向くまま、ほしいままに遊び暮すこと。
[ト−マス・モアの空想的社会小説から]理想郷。理想の社会。理想的な計画。
<類>桃源郷。
ものごし(=言葉や態度)が美しく、上品であること。エレガント。
<同>優雅。エレガント。
名前ばかり立派で実質が伴わないこと。
世の中の煩わしさから離れて、心穏やかに過ごすこと。
由来。縁(=関係)があること。
楽しくて気分が良いこと。面白いこと。
[語源は「揺すり」から]
人の感情に揺さぶりを掛けて、動揺させる手法で、脅して金品を巻き上げること・人。恐喝。カツアゲ。
※ゆすりはたかりとセットでよく使われる。
(相手や「運」に)身をまかせる。
(1)調和。〜との一致(〜with)。
(2)[音楽用語]ユニゾン。斉唱(=一斉に歌うこと)。同音。
ラテン語で「同時に至る所に存在する」という意味。最近、注目の次世代型情報システムのことで、いつでもどこでもコンピューターを簡単に利用できる環境、ユビキタス・コンピューティングを指す。
どうやらこの技術?を使えば、人間の行動に従ってコンピューターが先回りして情報を伝達したり、知りたい情報がどこでも入手できるようになるということらしい。
勢いよく湧き出る自然の(温)泉や河川の水のように、(なくなることを心配することなく)思いっきりジャブジャブと金銭を使うこと。
事前から用意が十分に整っていて、手抜かりのないこと。
妖(あや)しくも色っぽい雰囲気。
(1)歴史的・社会的に自然と似たような性質・同類のものが集って、出来た共通の型や方法。
(2)(社会的な常識や慣例などに従った)決められた一定の形式。
(3)建造物や文芸作品などに見られる「特有」の表現形式。
罪を許し、そのことに関しては文句を言ったり、責めたりしないこと。
<例>情けーもない(=少しも手加減することなく、徹底的に相手を責めること)。
[羊の頭を看板に出しておきながら、実際は犬の肉を売っていたという中国の故事から]
見かけばかりが立派で、内容が伴わないことのたとえ。見かけ倒し。
(1)他人の恋人もしくは配偶者を勝手に好きになって、夢中になっている状態。
(2)相手の気持ちなどお構いなしで、一方的に熱を上げること。
まともな定職につかず、ギャンブルで儲けた金や他人からまき上げた金(=恐喝や詐欺など)などの「あぶく銭」で遊び歩いたり、その日暮らしの生活をする不良。やくざ。
俗語)よたもん。与太郎(=そういう人物を人名に置き換えたもの)。与太公(=そういう人物を人名に置き換えたもの)。
ーを飛ばす(=いい加減で口から出任せの適当なことばかりを言うこと)。
(1)夜、働きに出ること。夜に活動すること。
(2)一般に泥棒が夜、盗みに入ること。
多くの中から選び抜く(こと)。えりすぐる。
[視力の弱っている目に、追い討ちをかけるように怪我をして、視力がさらに弱まること]
不運の人にさらに苦痛や不幸が重なること。
<類>泣き面に蜂