たい【他意】 ⇔本意
(言動に)他の意味が隠されていること。
表向きは「善意」を装っているが、その言動の裏には不純な動機や悪意が含まれていること。
たいぎ【大義】
重要な意義。人としてやるべき大事なこと。
ー名文(=誰もが正しいと認める正当な理由。自分としては少々「後ろめたい」と感じること<=クビの勧告や友情・恋愛感情の清算など>をやる「いいわけ」や口実に使われる理由)。
たいきばんせい【大器晩成】 ⇔せんだんは双葉より芳し
大人物とされる者は心の器も大きく、往々にして遅れて大成すること。
たいぎょう【大仰】
(1)規模が大きいこと。
(2)(言動や様子が)ものものしく、大袈裟であること。オーバーであること。
たいげんそうご【大言壮語】
その人の実力や能力では、とうてい実現しそうもないことを、さも出来そうな口ぶりで(偉そうに)言うこと・その言葉。
※日本では「謙遜」が美徳と言われているが、就職面接ではハッタリに近い自己PRの「押しの強さ」も必要だったりと、難しい現状ではある。
だいさんせくたー【第三セクター】
国や地方公共団体と民間企業との共同出資で設立される事業体。
主として国や地方公共団体 が子なうべき事業に、民間部門の資金や経営力などを導入して官民共同で行うところからいう。
※
/metropolis/notepad dictionary より
たいじ【対峙】
(1)向かい合って、お互いに競うかのように高く立つこと。
(2)睨み合いの対立。
たいぜんじじゃく【泰然自若】
落ち着いていて、物事に動じない様子。
たいだ【怠惰】 ⇔勤勉
やるべきこともやらず、だらだらと時間を無駄に過ごすこと。だらしなく怠けていること・様子。
懶惰。
だいたんふてき【大胆不敵】
権威や敵を恐れる様子もなく、大胆である(ように見える)こと。あつかましいぐらい堂々としているさま。ふてぶてしい。
だいどうしょうい【大同小異】 <類>五十歩百歩
多少の違いはあっても、全体的に見れば大した差はないこと。
<類>五十歩百歩
たいはい【頽廃】[退廃とも]
(1)衰え、すたれること。
(2)雰囲気が不健全になること。
<例>-的(=何となくけだるく、不健全な様子)。
<同>デカダン(ス)
だいひゃく【大百】歌舞伎・時代劇 <類>百日
月代の部分が伸び放題になった状態の髪型。 石川五右衛門など、大時代的な凄みのある悪役か、大泥棒の髪型。
参照:日本駄右衛門
[同義語]百日
たかは【タカ派】⇔ハト派
鷹派。あくまでも自分達が正しいと主張し、物事を押し通そうとする人達。武闘派の政治家や団体のこと。
たからのもちぐされ【宝の持ち腐れ】<類>髀肉之嘆
せっかく実力や才能に恵まれているのに、その能力を見せる機会に恵まれず、世間の脚光を浴びることもなく、日の目を見ずに埋もれている状態。かなりもったいないこと・状態。
<類>役不足
たかる【集る】
(1)寄って集まること。
(2)虫や鳥などが群がってくること。集団で寄って集まること。
(3)脅したり、泣き落としたりして、人から金品を奪い取ること。
<類>せびる
だき【唾棄】
つばを吐き捨てること。
<例>「−すべき行為(=人間として恥じるべき最低な行為。思わず「ケッ!よく言う(やる)よ!」と吐き捨てたくなるような、不快で<軽蔑に値する>下心ミエミエの卑しい言動・出来事を指す。)」
だきょう【妥協】<類>諦念
現実社会を営む上での「一種の諦め」。
たくはつ【托鉢】
僧侶が修行のために、鉢(読み:はち)を持って、お経を唱えながら民家を廻り、米や食料、お金をもらい歩くこと。
たくみ【匠】
「名人」の域に入った職人のこと。狭義では木で物を造る職人(大工や彫刻師)を指す。
たこう【多幸】 ⇔薄幸
人生で多くの幸せに恵まれる事。
ださい【ダサい】俗語
「カッコ悪い」の意味。もとは愛知県の方言で、今は全国区で使われる。
<変型>ダサダサ(=ダサさが2倍で、強烈なさま)。
⇔イケてる(死語)。Nowい(=ナウい ・死語)。
ださんてき【打算的】
物事をするのに、妥協と人間関係の損得を考えて取りかかるさま。計算高いさま。
だそく【蛇足】
[本来、足のない蛇の絵に足を描き加えたという故事から]余計なもの。余計な手間を掛けたせいで、(作品が)一発で台無しになること。
諺たつとりあとをにごさず【立つ鳥跡を濁さず】
[水鳥の飛び去った後が整然としているように)そこを去る者が事前に、(引き継ぎの)準備や、身辺整理をしてから、立ち去ること。
諺たていたにみず(をながす)【立て板に水(を流す)】
弁説が水が流れるように滑らかで、よどみのないさま。流暢。
だてんし【堕天使】キリスト教
神に逆らい、人間界(一時的)や地獄に堕ちた天使。やがて悪魔になるとされている。
諺たなからぼたもち【棚からぼた餅】
こちら側から積極的に動かなくても、思いがけない幸運がやって来ることのたとえ。
<省略>タナボタ
<類>鴨が葱を背負って来る。濡れ手で粟。渡りに船。
たぶー【仏 taboo】
暗黙の了解で、言ってはいけない言葉(=差別用語など社会通念上、問題のある発言や、その場の雰囲気を壊してしまうような話題)。
<同>禁句。禁忌。
だぶるぶれすと【Wブレスト】⇔シングル
正しくは「ダブル・ブレステッド」[英 double-breasted]。
Wは当て字。ボタンが横二列に並んだ「両前打ち合わせ」式の上着のこと。
たまみがかざればひかりなし【玉磨かざれば光なし】
せっかく天性有為の才能があっても、学問の修養を積まなければ、事を成し名を揚げることはできない。
たまむしいろ【玉虫色】
[油膜のついた金属のような緑色の輝きをもつ昆虫のタマムシの羽の色のように]
見方によっては、いろいろな風に受け取られるような、あいまいな表現。
※
/metropolis/notepad dictionary より
だみー【英 dummy】
(1)マネキン人形。腹話術人形。わら人形。
(2)偽物。まぬけ。
(3)替え玉(人形)。ロボット。
(4)製本の見本。つか見本。
だみごえ【ダミ声・濁声】
濁った汚い声。
たーみなる【英 terminal】
(1)末の。学期の。定期の。終わりの。末端の。終点の。
(2)鉄道やバスなどの終点。また、多くの交通機関・路線が集中するところ。
※
/metropolis/notepad dictionary より
だみん【惰眠】
(健康上、精神的にも特に問題がないのに)一日の大半を家事や仕事、外出など一切しないで、ただただ眠ること。そのように怠惰な様子。
<例文>「ーを貪る。(=貪るような勢いで一日の大半を寝て過ごすこと)」
たらちね【垂乳根】古語
[「垂れ乳」という意味で]
(1)母親(の枕詞)。
(2)親。
*【辞書画廊】参照
たらいごし【盥越し】古語 歌舞伎
盥(たらい)に載って逃げなきゃいけない状況。
たれこみ【タレコミ】俗語 短縮
[動詞「垂れ込む」の名詞形・口(くち)コミの「コミ(ュニケーション)」の合成語か?]密告。ちくり。(口づてに伝わる他人の不正や悪行の)噂。
たれこむ【垂れ込む】俗語
[警察の隠語で]密告すること。ちくる。
たんか【啖呵】
威勢のいい掛け声や言葉。
<例文>「ーを切る(=威勢よく話しはじめる)。」
だんがい【弾劾】
不正や犯罪などを調べ、責任を追求すること。きびしく人を攻撃すること。
※
/metropolis/notepad dictionary より
たんのう【堪能】
(1)技芸や学術に秀でていること。<例文>「語学が堪能である。」
(2)(その雰囲気を)深く味わい、楽しむこと。すっかり満足すること。
たんぱく【淡白】<類>希薄 ⇔濃厚
(1)[液体や絵の具の色など]原料を水などでかなり薄めた状態。
(2)非常にあっさりした状態。[色や味、においなどが]薄く、さっぱりしていること。
後で決して揉めごとやトラブルを起こさないような、あっさりとした(気持ちのいい・割り切りのいい・後腐れのない)性質や性格。
(3)「とおりいっぺん」のことはやるものの、ちっとも心がこもっていない、そっけない態度。
非常に「義務的」(もしくはそれ以下)で少々、物足りない・味気ないと思えるほど、あっさりとしたサービスや印象。
たんび【耽美】
「美」を最上のもの考え、「美」を徹底的に追求し、楽しむこと。
だんぴんぐ【英 dumping】
原価割れして利益や採算がまったく取れない状態にもかかわらず、商品を売りまくること。値崩れ。投げ売り。
だんまつま【断末魔】
[「末魔」とは「死者の穴ぐら」という意味の梵語の音訳。「命を絶つ」という意味。]
臨終(時の苦痛)。尋常でない死際。
だんまり1【黙り】
(何を聞かれても、何を言われても)黙り込むこと。沈黙を押し通すこと。
だんまり2【暗闘】歌舞伎
[歌舞伎用語で]暗闇の中、セリフなしで黙って様式的に探り合いの立ち廻りを演じる場面。
ちからぶそく【力不足】⇔役不足
自分の能力よりも上の役割や仕事を与えられて、失敗すること。
ちき【稚気】
子供のようなやんちゃさ。
ちくり 造語 俗語
[動詞「ちくる」の名詞形]密告。タレコミ。(他人の不正や悪行を報告する)噂。
ちくる 俗語
密告する。垂れ込む。他人(ライバル)の不正や悪行を、その人には内緒で、その責任者や権力者、公的機関(警察・司法・行政)に言いつけること。
ちじょう【痴情】
男女の色事・性的な感情。
<例文>「ーのもつれ(=性的な関係をめぐる男女の見解の違いから由来する、感情的な行き違い。一方が熱烈に相手のことを好き・もしくは性的な感情を抱いているのにも関わらず、その思いが叶えられそうもないと分かると、腹いせとして第三者に相手の悪い評判やガセネタをわざと流したり、相手を無理矢理にでも自分の思い通りにさせようと暴挙に出ること。)」
ちたい【痴態】<類>醜態
とても馬鹿げていて、みっともない姿・状態。
※公衆の面前で臆面もなくラブラブ全開のバカップルの言動も、見ようによっては痴態かもしれないねぇ。
ちつじょ【秩序】
物事を正しい状態・本来あるべき姿に保つために、守るべき一定のルールや手順。
ちーまー【Team-er】造語 死語
真夜中の繁華街を拠点とする、チームを組んで遊ぶ若い男女のこと。初期('88 〜'91年頃?)の- は、未成年なのにブランドものを身につけ、渋谷のセンター街を拠点にディスコやクラブでパーティを開いたり、ポケベルで仲間と連絡を取り合ったりと、「高校生」離れした派手な交遊が当時のマスコミの話題になった。渋カジの元祖でもある。
次第に勘違いした若者まで渋谷に集まるようになり、治安もすっかり悪くなってしまった。彼らの傍若無人なふるまい(いきなり通行人を襲ったり、真夜中に路上で花火やスケボーして大騒ぎするわ、民家の壁や塀にスプレーでデカデカとおよそ「芸術的」とは程遠いヘタクソな落書きするなど)によって、多大な被害を被った地元商店街と住民はカンカンに怒り、大問題となった。そこで'94年に警察と協力し、彼らを渋谷から閉め出した。以後、彼らの拠点は池袋に移った。彼らの出現以来、日本各地で以上のような若者の暴挙が、社会問題となっている。
チーマーのさらに粗暴に発展したのが「(カラー)ギャング(Gang)」。地域やグループごとに決められた「色」の服やバンダナを身につけた不良グループのこと。大都市よりは地方都市(町田・大宮・千葉・横浜郊外など)の駅周辺・繁華街に多く、たむろしている。
ちみもうりょう【魑魅魍魎】<類>もののけ
おばけ。妖怪。魔物。もののけ。奇々怪々な得体のしれない存在の総称。
ちゃぱつ【茶髪】<同>栗毛
脱色(ブリーチ)や染色(カラーリング)をした、茶色い髪の毛のこと。
'93年あたりから流行し、もはや猫も杓子も髪を染め、天然の黒髪は貴重な存在である。しかしカラーリングはお金が掛かり、髪や頭皮が荒れる。最近では明るすぎる髪色は「顔がデカく見える」、「下品に見える」など否定的な意見もあり、「黒髪」回帰のきざしが見える。
ちゅうしょう【中傷】<類>誹謗
(人を貶めるためにわざと)根拠のないうわさ話や、名誉を傷つけるようなことを言うこと。
ちょう【超】接頭語
その言葉の頭につけることで、そのものが並外れて「すごい」様子を表す言葉。「と(っ)ても」。「凄く」。
若者は「超→」と表記する(“→”は語尾 がのびる“ー”の役割)。
<同>マッハ。ウルトラ。オニ(悪い意味で使われる)。ゲロ。
ちょうあい【寵愛】
特別に可愛がること。
ちょうちんにつりがね【堤灯に釣り鐘】
[紙と竹で出来た(軽い)堤灯の先に、(重い)お寺の釣り鐘をぶら下げるように]
釣り合いの取れないもののこと。
<類>月とすっぽん
ちょうれいぼかい【朝令暮改】
定めた後から次々と法令が改められ、全然よりどころとならないこと。
※このサイトの<注意事項>がまさしくそんな感じ。まぁ、「なにか」起きた時のための威嚇というか、「意思表示」や「決意表明」みたいなもので、(私にとって)単なる「気休め」です。
ちょとつもうしん【猪突猛進】
猪(いのしし)のように向こう見ずに突き進むこと。
*【辞書画廊】参照
ちょろい[チョロいとも]俗語 短縮
「甘(っ)ちょろい」の略。(相手を甘く見て)たやすい、簡単であると思うこと。
<同> 甘ちょっろい
ちんき【珍奇】
珍しくて奇妙なもの・奇怪なこと。
<類>珍妙
ちんざ【鎮座】
(神や霊などが)その場所に座っていること。
ちんぴ【陳皮】
ミカンの皮を乾燥させたもの[漢方・中華料理の原材料]。
ちんぴら【チンピラ】
いきがった生意気な(下っ端の)若い不良・やくざ。小悪党。
ちんぷ【陳腐】
あまりにも「ありきたり」で、新鮮味の感じられない様子(表現)。
ちんみょう【珍妙】
珍しくて(奇)妙なもの。
<類>珍奇